お盆が終り、子どもたちは長かった夏休みが終わり2学期を迎えようとしています。
2学期が始まる日を目の前にして憂鬱な顔になっている子どもたちもいるかと思います。
憂鬱な顔だけだったらいいですが「学校に行きたくない」と言い出したら、
親はどうしたらいいのか悩んでしまいますよね。
小中高生の不登校が急増するのが夏休み明けなんです。
🌻 不登校の実態、学校の行きたくない理由とは?
実は、親にはっきりと「学校に行きたくない」と親にはっきり言える子どもはほとんどいないんです。
なぜなら、子どもにとって学校は「絶対行かなくてはいけないところで」であり、
「休むことは悪いこと」と信じていて、多くの子どもは別の方法で訴えます。
子どもが学校に行きたくないときのサインは、
「おなかが痛い」「気持ちが悪い」といった身体症状の訴えからなんです。
それ以外では、朝起きないとか、「宿題やっていないから学校にいけない」などいいだします、
多くの親はそういうとき、子どもの言葉どうりに受け取って
「途中で辛くなったら保健室に行けば大丈夫」「連絡帳に書いておくから大丈夫」というようなことを子どもに言って、
子どもは、しぶしぶ学校に行くことになってしまいます。
でも、これは根本的な解決方法にはなってないのです。
子どもが「学校に行きたくない」と言ったらその言葉に耳を傾けてあげてください。
親だからといって子どもの全てを分かっているとは思ってはいけないのでです。
子どもは、子どもの思いを持っています。
親がすることは、
子どもの話しをきくということ。我慢強く会話を重ねていくことが大切です。
子どもの心の奥底にある気持ちに耳を傾けてみてくださいね。
状況によっては学校を休もうかと勇気を持つことも大切です。
子どもは学校は「絶対行かなくてはいけないところ」と信じてるし親もそう思っているのですね。
だから、焦ってしまうし、その焦りが子どもを萎縮させてしまうのです。
親は、じっくり構える気持ち、そしてときには学校生活の小休止を入れる勇気を持ってくださいね。
そして、結論を出すのは大人ではなく、親子で一緒にどうすればいいか、考えてくださいね。
学校に行くことを強制することは、子どもの気持ちを追い詰めてしまうのです。
不登校によって子どもが「自分はダメな人間だ」と自己否定することが怖いのです。
その気持ちを強くこじらせると「自分は人間のクズだ」と思い詰めてしまいます。
最悪の場合は、自殺や 家庭内暴力、リストカットという形でよく現れるケースもよくあります。
・親は、子どもを休ませる勇気が持てますか?
親は、「だったら、学校を休んでいいよ」と言える勇気が持てないかもしれません。
やはり、「学校は行かなくてはいけないもの」という固定観念は強いです。
学校だけが学習の場ではないんです。
家庭を拠点に教育を受ける「ホームエデュケーション」という言葉を知っていますか?
海外ではこうした教育の在り方が社会的に認められています。
日本でも不登校の子どもでこうした学習方法している子もいますよ。
人間は、どこでも成長できます。
子どもと学校の関係について、考えてみることも必要だと思います。
🌻 不登校になる子どもは、どんな子どもなんだろう?
「不登校になる」なんてうちの子は、関係ないと思ってないですか?
毎日、学校に行っているし、家では学校であったことをたくさん話してくれるし、安心していますよね。
でもね。
子どもは親が思っている以上に親の反応を見ていて、
親が安心することしか話していなかったり、明るくふるまったりするんです。
・不登校は、学校と子どもの個性の折り合いがつかずに起こることも…。
不登校になる子どもはどんな子どもなんだろう?
子どもが学校と距離を取りたがる行動や言動をすると親は
「どうして子なってしまったの?この子はどこが劣っているのだろう?」と
考えてしまいますよね。
劣っているわけではないんです。自分をしっかり持っている子が多いです。
日本の学校はカリキュラムが全部決まっているので
強い個性を持つ子はすごく居心地が悪く感じるようです。
親は、原因究明しているうちに「自分の育て方が悪かったのでは?」と
自分自身を責めてしまいがちですが
家庭環境が悪いと子どもは家にいたくないか学校に行きます。
学校にいけない理由は、本人と学校の関係の問題になるんです。
だから、自分を責めるべきでないですし、
「この子は、学校というシステムに合わないだけ」と考えてみてください。
学校は合わないけど、環境を変えたらすごく個性が伸びるかもしれません。
かっては、ひとりっ子の家庭、両親が不仲の家庭、両親が共働き家庭など不登校になりやすいといわれていましたが
そうとも限らないようです。
たくさん兄弟がいる子もいるし、共働きでない家庭もあるし、夫婦仲がいい家庭のあります。本当にさまざまなです。
不登校はどんな家庭でも起こり、誰でも起こると思い、
今は、無関係でもその心構えを親としてしっかり持っておいたほうがいいです。
不登校が増える二学期スタートの時期‼
子どもを最悪な結果をつくらないためにも
しっかり子どもの心をみつめて子どもと向き合ってくださいね。
時には、「学校を休んでもいいよ」という勇気が必要な時も必要ですね。
あなたの育て方が悪いのではないのです。
お子さんの個性と学校のシステムに合わないだけなんです。
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