子どもが学校で突然暴れた、じっとしていられずに授業を妨害してしまいお友だちに迷惑をかけてしまっていると聞くと
「うちの子って、発達に障害があるのかな?」と考えてしまいますが、
「キレやすい子=発達障害」とは言い切れないのです。
子どもがキレやすい原因は、子どもの反抗期によるごく自然な子どもの成長のステップであることも多く、
過剰な心配がマイナスに働くこともあります。
🌂 ADHDやアスペルガー症候群などの発達障害の特徴
・落ち着いて座っていることが困難
・長時間しゃべり続ける
・人のすることをじゃまする
・人の話を落ち着いて聞けず、空気が読めない
・気持ちの切り替えが困難
・繰り返し作業が苦手
・テストなどでケアレスミスが多い
発達障害の場合、多動・衝動的・不注意な行動のいくつかが、家庭でなくどこでも頻繁に見られ、
それによって本人や周囲が困ってしまうという特徴があります。
なので、「学校でキレやすいけど、家庭では穏やか」「習い事の友だちと上手にいっていないけど学校では楽しく過ごしている」
「塾に行くようになってキレやすくなった」「キレやすいけれどお友だちも多く、子どもを受け入れてくれている」などの場合は、
本人の発達障害を疑う前に、環境や親の接し方に問題がないか考えることも大切です。
反抗挑戦性障害という発達障害があり、親や学校の先生の言うことを聞かず、
反抗的で決まりを守らないなどが特徴的な障害もあります。
子どもがキレやすい原因を環境や親の接し方から来ているのか、
それとも、発達障害あるか、見極めて適した接し方が大切になります。
発達障害の場合は、子どもが適切なサポートが受けられない状況で、
親や学校の先生が責めたり強く叱りつけたりすることを繰り返すと、
成長に伴い小うつ病、心身症、非行、不登校、引きこもりなどの二次障害を起こす恐れもあります。
早い目の療育により障害を理解することで、子どもの接し方が分かりますよ。
コメントを残す