ミルクを飲んで寝ている子が成長し、自我が芽生え次にやってくるのが、反抗期です。
反抗期は親にとっても試練の時期ですが、
中には子どもの反発が強すぎて家族の生活に支障が出てしまうケースも…。
そういった強い反抗をする子どもはこれまで「悪い子」とみなされてきました。
子どもの強い反抗は、「反抗挑戦性障害」という概念のもと、専門医の治療を受けることで改善することがわかってきました。
◎ 反抗挑戦性障害(ODD)って何?
反抗挑戦性障害とは、親や保育園、幼稚園、学校などの先生が本人にとって得になることを指示しているのに否定したり。
敵意のある態度をとったりするなど、法に触れるようなことはしないまでも、
極端な反抗的な言動を長時間繰り返す症状をいいます。
反抗の度合いがあまりにも極端で、同世代の子どもたちの行動範囲を超えているため、
親や周囲も戸惑ってしまうのです。
◎ 反抗挑戦性障害のと特徴的な症状
1.かんしゃくをよく起こす
反抗挑戦性障害の子どもは気分の浮き沈みが激しく、ちょっとしたことでかんしゃくを起こす傾向があります。
そのため、ちょっとしたことでカッとなり、兄弟同士、お友達同士で喧嘩になってしまうことが多いのですが、
相手を殴ってしまう、蹴って怪我をさせてしまうなどのトラブルになることもあります。
2.大人のいうことにいちいち逆らう
反抗挑戦性障害の子どもの言動は挑戦的であることが多く、
大人のいうことに対していちいち逆らったり、論議を吹きかけたりして、
大人をイライラさせることを楽しむようなそぶりを見せます。
3.ルールや約束を守らない
反抗挑戦性障害の子どもはルールや約束をや社会の仕組みが理解ができないわけはないのですが、
自分から守ることができないことが多いです。
4.人のせいにして反省しない
反抗挑戦性障害の子どもは、大人から怒られても、人のせいにして誤りを認めないことが多いです。
5.意地悪で執念深い言動をする
反抗挑戦性障害の子どもは執念深く、自分がされたことやいわれたことを覚えていて、
後になってお友だちに乱暴したり、物を隠したりして、やり返す傾向があります。
よくうちの子、キレやすいと思っていたら、反抗挑戦性障害だったと、
でも、原因や対処方法を知り早期に療育を受けることによって感情のコントロールができるようになります。
次回は、原因についてお話ししたいと思います。
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