赤ちやんが生まれて。
かわいいはずの子どもが…。
子育てがストレスになって、「赤ちゃんの世話をしょうと思っても、何もやる気にならない」
「子どもの顔を見ても、ちっとも愛情を持てなくなった」…。
産後、やる気や愛情が枯濁して、適切な子育て行えられないケースが年々増えています。
こういった場合、
症状の程度や内容は様々なんですが、
睡眠障害・自己嫌悪・食欲の減退、うつ症状に似たものや
重症の場合育児放棄、物理的虐待につながるケースも。
こういった「育児困難」は、育てる親の心を苦しませるだけでなく、
育てられる子ども側にも直接的に被害が及ぶもので、
早い目に対処することがとても大切になるんです。
🌻 「パーフェクトな母親」を目指すのはやめましょう
「育児困難」に陥りやすい人は、
育児に対して「精一杯マジメに取り組む」とい共通点がみられるんです。
育児困難になりやすい人ほど、
育児に対して「パーフェクトな結果」を期待しまいがちなのです。
育児は、「これだけ努力をしたから、その分うまくいく(努力に対する報酬がある)」
「育児書どうりにおこなえば育児書どうりの結果が得られる」というものではないのです。
「努力をしてもムダにされる」という徒労感。
「自分の望む結果が得られない」という不満が抑うつ的な症状やストレスをうみだしてしまうのです。
🌻 「比べる」ことは意味がないのです
子どもの記録をつけて「標準と違う」「成長が遅れているのではないのか」と心配している人もいると思います。
育児相談をして「個人差があるから」と言われても気が晴れず不安になり、
少しでも遅れがあると思う子どもにイライラしてしまう…。
他の子どもをみて自分の子どもと比較するのがやめられない。
「標準的」さを強く求める心には、「自分自身が標準的であるように無意識に努力してきた」という
心理が隠されていることも多いようです。
人間は十人十色、
それぞれ違うところがあるもので、ご自身も子どもも同じです。
人と比べるのではなく、
「自分は自分、子どもは子ども」ということを意識してみましょう。
🌻 夫との関係性を見直してみましょう。
育児困難に陥る人の多くは「母親ひとりで育児している」状態であるのです。
夫側が仕事等の激務で育児にかかわれないこともありますが、
育児に対する認識不足が影響しているようです。
育児困難症候群が重症化し、虐待等に表面化してから初めて
「妻が育児困難であった」ということに気づくケースが多いです。
夫側の非協力的な姿勢が問題となりますが、
多い傾向として妻側が「問題を自分で抱え込んでしまう」ケースがあります。
「育児は妻がするもの」「夫には頼れない」と思い込んでいませんか?
子育ては親・家族が全員で当たるものなんです。
一度、夫に状況を説明するといいでしょう。
🌻 周囲に頼ってみましょう
育児困難から虐待へと進行した親に共通してみられるのが強い「孤独感」「見放され感」です。
自分の力で困難をくぐり抜けてきた人ほど
「他者に頼ってはいけない、頼れない」という考えを押し付けてしまいがちです。
育児にもこのように考えてしまう傾向にあります。
育児に関わる問題はひとりで解決できるものではないのです。
何もかもひとりで抱え込むのでなく、周囲を頼ることを考えてみるのもいいでしょう。
今までの考え方を変えるのは、ひとりでは難しいことです。
こんな時、カウンセリングを受けてみるのもいいですよ。
自分のためだけでなく、子どものためにもひとりで抱え込んだりしないでくださいね。
夫や家族や周囲の人たちと一緒に子育てしましょう。
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