10月に入るとそろそろ自治体では、保育園の来年4月の募集がはじまるところがでてきます。
保育園、幼稚園だけでなく認定こども園も新しい施設としてでてき、
ますますややこしくなるばかり‼
どこに入れたらいいのかなと迷われている方もいらっしゃると思います。
役所の窓口に願書を取りに行っても資料は貰えるけど教えてくれないし。
入ってしまってから、自分の思いと違った‼
そんなことがよくあるんですよね。
前職で、福祉事務所の窓口で仕事をしている時、
入園後、園の方針と親の思いと違ったとか利便性が悪かった、
保育士に対する苦情を言いに来られました。
転園しょうと思っても今は、待機児童問題がご存知のように社会的に問題になっており
転園も難しい状況です。
仕事をやめたり、休むわけもできず、最低、1年間は通園しなくてはいけないのです。
後悔しない園の選び方についてお話ししたいと思います。
また、よくある質問で、
「認可保育園」と「無認可保育園」の違いにも触れてみたいと思います。
🌸 子どもを預かってくれるところたくさんあるけれど~保育園・幼稚園・認定こども園の違い~
◆ 保育園
預かる子どもは 0歳~~5歳児
保護者が就労などで保育に欠ける子どもが対象です。
児童福祉施設で管轄は厚生労働省。
先生は保育士資格。
預かり時間は7時~19時まで(園によって異なります)
保育園には、認可保育園・無認可保育園があります。
・認可保育園とは
国が定めた認可基準(施設の広さ、保育士等の職員数、給食設備、衛生管理など)クリアし、
都道府県知事(政令指定都市長、中核市市長を含む)に認可された施設。
認可保育園には、「公立保育園」と「私立保育園」があります。
「公立保育園」は自治体
「私立保育園」は社会福祉法人、NPO法人、株式会社などが運営。
保育料は、自治体が年収で算定するので認可保育園であれば
どの保育園に行っても変わらないです。諸経費は、園によって違います。
・「無認可保育園」ってどんな保育園
「無認可保育園」は、”認可されていない保育園です。
「無認可保育園」って聞くとベビーホテルを想像する人もいると思いますが
いろいろな施設があり、24時間保育をしていたり、
保育方針が特徴的だったり、オプションでいろいろな習い事ができる園もあります。
ベビーホテルのようなところもあればそうでないところもあります。
国や自治体から補助金がでてないため保育料は高額になります。
◆ 幼稚園
預かる子どもは3~5歳。
幼児期の教育を行う施設で入園の条件の年齢に達していれば入園可能です。
学校という位置づけで管轄は文部科学省。
先生は幼稚園教諭免許。
預かり時間は8時半~14時頃まで(園によって異なります)
夏休み、冬休みがあります。
◆ 認定こども園
預かる子どもは0歳~5歳.
保護者の就労の有無にかかわらず、希望する人が利用できます。
幼稚園と保育園の機能を兼ね備えた施設で、管轄は文部科学省・厚生労働省。
先生は0歳~2歳児には保育士資格、
3~5歳は保育士資格・幼稚園教諭の両資格保有者望ましいしばらくは、どちらか一つの資格でいい。
預かり時間は、保護者の希望で4時間(教育標準時間)、8時間(保育短時間)、最長11時間(保育標準時間)
🌸 保育園を選ぶポイント
◆ 家からの距離
毎日通うことになる保育園までの距離を考えてみましょう。
家の近くにある保育園は、自宅からすぐ通えるという大きなメリットがあります。
職場と家が近ければ、移動時間が大幅に短縮することができます。
職場の近くで探すということも。
職場内に保育園もあるところもありますね。
◆ 教育方針
規模や取り組みは、保育園それぞれ違います。
特に無認可保育園は、親のニーズとサービスを考慮した
カリキュラムを取り入れて教育方針を立案、実施しているところが多くあります。
・教育に対して熱心な保育園は、英会話を行う、本読みや字を書く練習やダンス、運動を
する時間を保育時間に取り入れているところもあります。
運動・英会話を教育方針の柱にして、
専門的なカリキュラムを組んで能力を伸ばすという方針の園もあります。
・のびのびと自由な時間をたっぶり確保している保育園もあります。
どんな風に子どもが過ごして、どんな遊びをして学ぶかという方向性と教育方針は
園それぞれ違いその多彩さに驚かれると思います。
◆ 保育士の人数
保育園を選ぶうえで、子どもが何人いて、
子どもをみる保育士が何人いるチエックしましょう。
認可保育園は、法律で決められています。
しかし、1人の保育士の目の届く範囲は限界があるんです。
多くの人員ををクラスにつけている保育園のほうが
子どもに安全性に気を配っていると言えます。
不慮の事故を防ぐ取り組みをしている保育園を選ぶようにしましょう。
◆ 保育時間
おおむね7時~19時まで預かってもらえますが
これも園によって預かる時間は異なります。
また、保育標準時間を超えると延長料金が発生するところもあります。
🌸 保育園に見学に行ってみましょう ~見学時のチエックポイント~
どんな保育園か、資料いくらみても、実際に施設を見てもみないと現状は、わからないものです。
子どもや保育士の様子をみて施設を確認すると園の雰囲気がわかります。
◆ 園児の笑い声・泣き声
子どもたちがのびのびと楽しく時間を過ごしているか計るには「声」が役に立ちます。
保育園では子どもたちが楽しく遊びながら、
集団生活を通していろいろなことを学んでいます。
お友だち同士でケンカもします。泣いている子もいます。
笑っている子もいます。
その笑ったり、泣いたりする「声が聞こえる」かどうか、これを判断基準のひとつに加えましょう。
給食を食べたり絵本を読んだり静かにすごす時間、みんなで遊んでいる活動の時間というように、
園のタイムスケジュールによって声ののボリュームも違います。
活動に合わせて様子を見てみるといいですね。
◆ 保育園の設備
設備は、新しいものや最新鋭の用具を揃えていることに注目するのでなく
防犯や怪我・事故に対する配慮ができているかを優先してみてください。
きれいで新しい設備がそろっているというだけで安心はできないのです。
長く運営している認可保育園では自治体の予算によって導入されるので、
使用している設備や機器に関しては古いものを大切に使っています。
大切なことは、
設備のメンテナンスがしっかりされていて、
必要なものがそろっているかどうかということです。
トイレや水道などの水まわりは、きちんと整備されているか見ておいた方がいいでしょう。
衛生的やしつけという子どもの成長に欠かせないポイントになります。
古くてもきれいにそうじが行き届いていて、不衛生になっていないかどうかをチエックしましょう。
◆ 保育士の様子
保育園に勤務している保育士のようすもみてみましょう。
若い先生からベテランの先生までいると思いますが、
先生たちのフットワークの軽さや笑顔がみられるかを
確認しておいた方がいいでしょう。
子どもたちが信頼できる保育士には、
子どもたちから自然と話しかけその周りに集まりはじめます。
先生を見て子どもたちが楽しそうに集まる様子が見られたら、
素敵な保育士さんがいることもわかりますよね。
◆ 掲示板やポスターや壁面
子どもの世話や活動に熱心な保育園かどうかは、
その園内のクラスの掲示物を見ればわかります。
歌の歌詞やみんなで描いた絵、かわいい動物のイラストや切り絵などを
一緒に壁面として飾っています。
殺風景な保育園は、子どもたちにとって楽しく明るい気分になれないですよね。
子ども基準で「楽しい空間」を作っているかどうかをポイントに
園全体や廊下も目を向けてみましょう。
🌸 保育園を決定するときのポイント
保育園それぞれに特色や良いところが異なり迷ってしまいよね。
なかなか絞りこめない場合は次のことを参考にしてくださいね。
◆インスピレーション
気が進まない選択をすると、後々に後悔する原因になります。
インスピレーション(直感)は、大切にしてみましょう。
◆ 利便性
毎日通う手間や時間がかからない保育園を選びましょう。
安全に送り迎えできて、負担が少なくなるように利便性を優先してもいいですね。
◆ 園長と合うか
保育園の中を全ての責任は、園長先生が担っています。
園の方針や万が一のトラブル対処など、園長の人柄や性格、
保育に対する考え方がそのまま保育園全体の様子につながります。
園長先生の雰囲気や方針が、わが子を通わせたいと思い描く保育園に近ければ
フィーリングを基にして決定するのもひとつの方法です。
保育園と言っても園それぞれ違うのです。
例えば
同じ自治体の「公立保育園」でも同じことをしているかと言っても
園それぞれ、保育方針は違うのです。
見学に行かれ、目で見てみるということをお勧めします。
子どもにとって一日の大半を過ごすところになります。
わが子がのびのびと毎日楽しく過ごせる保育園を見つけたいですね。
どうですか?
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