モラハラ加害者が生まれる原因はなぜ? ~幼少期の家庭環境(愛情)が影響するんです~

あなたは、精神的な暴力に遭われたことはありますか?

もし、なくてもあなたが今後、被害者になる可能は十分あるんです。

「モラルハラスメント」(モラハラ)とは,

言葉の暴力や威圧的な態度で、相手を制圧する精神的な暴力のことです。

職場・恋人・夫婦・ママ友といったあなたの身近な場所で

遭遇する対人関係のトラブルのことです。

というように、誰でも遭遇する可能性はあるのです。

 

精神的な暴力といわれるモラハラは、

何も知らないままでいると被害者になっていても気がつかず気がついた時には、

心身に後遺症が残るほどボロボロになっていることもあるんです。

 

あなたの周りに加害者がいるかもしれませんし、

また、モラハラによって心が傷ついいているままであったり、

似たように悩みを抱えている人は意外と多いのです。

 

最近、モラハラ加害者が増えているのも事実です。

なぜ、モラハラをふえているのでしょうか?

一緒に考えていきましょう?

 

🍁 モラハラの原因~生まれ育った家庭環境の影響~

モラハラを日常的に行う人に多く見られるのは、

生まれ育った家庭環境に大きな問題を持っているケースが多いようです。

家庭環境といってもいろいろありますが、

親との関係がうまくいかないことが原因になっているようです。

 

1.親の過干渉

過干渉とは、子どものすることに口や手を出し、

望んでいないことまでしてしまうことなんです。

幼いうちは危険を親が阻止する必要がありますが、

大きくなっても勉強や将来の職業、友だち付き合い等に口をだし

子どもの意見を尊重せず親が完全に主導権を握ってしまいます。

そのために

親から失敗体験やリカバリー体験を積んで自己肯定感を高める権利を奪われ、

意思を尊重されず行動を押し付けられ、失敗すると親から責められた子どもは、

自己肯定感を育むことができなくなってしまう可能性があります。

自分の存在価値を何とかしょうとして自分より弱い立場の人にモラハラ行為をしたり、

他人よりも優位に立ちたいと思うコンプレックスが強化され、

他人との調和よりも「支配欲」が優先される思考回路が形成されているのかもしれません。

 

2. 父親の不在や父親のあり方

男の子は幼少期に父親のマネをして自制心を学び、

母親の保護によって自然な自分を受け入れる安心感を得ます。

父親の不在のシングルマザーだけでなく、

仕事が忙しく家庭を顧みない父親や

子どもや自分を甘やかすばかりで、他人に迷惑をかけても子どもを本気で注意せず、

ただ甘やかしてばかりの父親だったら子どもはわがままになってしまいます。

父親と関わりが薄い場合や甘やかだけの父親の側で過ごすことで、

厳しさやたくましさ自制心を父親から学ぶ機会をなくしてしまいます。

母親が父親の代わりに子どもに厳しくすると

母親から得られるべきありのままの自分を受け入れられる安心感を得ることが

できなくなってしまい自己肯定感が下がってしまう傾向があるようです。

 

3.ネグレクトや暴力などの虐待

幼少期に育児放棄(ネグレクト)や暴力を受けてきた場合、

「自分を大切にする気持ち」「ありのままで愛されるべき存在だと感じる気持ち」が

育ちにくく、何をしても自信が持てなくなってしまいます。

人の顔色を伺ったり、自分を粗末にしたり、劣等感を抱き続けやすくなります。

自分の心を開放することが出来にくくなってしまうのです。

 

4. 親のモラハラ

親からモラハラを受けていると、

高い確率で自分もモラハラを起こす傾向があります。

この悪影響は、幼少期に表面化することがあり、

学校で親から言われた酷い言葉をそのまま言って、

友だち関係のトラブルやイジメをしてしまったりします。

コンプレックスばかり募ってしまうようですが

使い訳が上手い大人に成長する人もいるんです。

 

5. 過保護

親が何でもかんでも子どもが望む要求を叶えてしまう、

親が何でもしてしまい甘やかす「過保護」家庭に育った子どもは、

いつも親に守られているため、自分は一番で、他人を尊重できなくなってしまうなどの影響が出てくるんです。

満たされなった愛情を埋めようとしたり、

自分を必死で守ってきたりすることで、

自己愛が強くなりすぎてモラハラを行う人が多いのです。

 

6. コミュニケーション不足の家庭

ひと昔前なら、複数人の兄弟を持つ家庭はとても多く、

その中で人間関係を学習してきたのですが

近年は、一人っ子の家庭が多くなり、共働きの家庭も増え、

その反動でコミュニケーション能力が欠如したまま成人を迎える人も増えています。

時代の変化も、モラハラと関係しているようです。

 

7. 「自己愛性人格障害」という障害によってモラハラ加害者となりやすい

私が相談を受けた中で最も多いのは、

「自己愛性人格障害」の方から被害を受けた人が多いのです。

虐待・無視・否定などを繰り返される特異的な環境によって健全な成長が

できなくなった人がなりやすいのが「自己愛性人格障害」で

モラハラ加害者になりやすいのです。

「自分は今以上に評価されて然るべき」という過大評価が前提にあるため、

それを現実化したいがために、周囲のスキがある人をターゲットにして、

自分より下に置こうとしてモラハラを行うのです。

傲慢で相手の心情に対して無神経であることが特徴で、

嫉妬が強すぎる人としりあった場合、

モラハラを起こす可能性があることを念頭に置いて付き合っていくことが大切になります。

 

8. コンプレックスと劣等感でモラハラを繰り返すようになる

家庭崩壊している境遇だったり、金銭的に苦労をするような辛い過去があったり、

容姿が他者よりも劣っていたり、挫折を繰り返す過去を繰り返したり、

誇れる要素がないような人の心は常に荒れていて、イライラで苦しい状態が続きます。

強いコンプレックスを持った人は、

自分の持つイライラを解消しょうと他人を攻撃してしまうのです。

周囲に対して劣っている自覚を無意識に持っている人は、

嫉みによるいじめ、嫌がらせを繰り返す傾向にあり比較的恵まれた人を恨み、

嫌がらせのターゲットにしてしまうのです。

自分のイライラを解消しながら、相手を苦しめるモラハラも

コンプレックスの反動として起こるのです。

 

 

 

🍁 モラハラが子どもへの影響と連鎖する可能性

親がモラハラをする人だったら高い確率で連鎖されると言われています。

育ってきた環境と同じようになってしまうのです。

1.自尊心が育たない

子どもへのモラハラがあった場合、言葉の虐待を受けた子どもは、

なにをするにも自尊心が育たなくなってしまいます。

そのために、摂食障害や心身症などの心の病気になってしまいます。

 

2.人を傷つけても気づかない

小さいころから親にモラハラを受けている子は、それがあたり前になってしまいます。

そのために友人に言葉の暴力を振るいトラブルになっても

何が悪いのか全く分からず、親や先生に怒られることでドンドン傷つき、

自己肯定感が低くなってしまいます。

自己肯定感が低くなることで、自棄になってしまうことがあります。

 

3.人を蔑む価値観が植えつけられる

モラハラを日常的に目にしている場合、

例えば

父親が母親をバカにしているまたは、下にみている姿を見ているので、

そういうものだという価値観を植え付けられる恐れがあります。

いつも怒られている人のいうことを聞かない、

保育園、幼稚園や学校で弱い立場の子をいじめる、

人を全否定したり、あることないことを悪口を言ったりすると

いう言動に現れることもあります。

でも、これが子どもにとってあたり前のことなので悪いということが分からないのです。

 

悪い連鎖を断ち切るために、親子の関係、家族の関係を見直すことが大切になります。

 

 

いかがでしたか?

モラハラが生まれるきっかけは、いろいろ考えられるけれど、

成長段階に、虐待・離婚・死別・いじめなど過去に理不尽な形で心身にダメージを負い、

上手く乗り越えられないまま、成長してしまうことが大きなポイントになるようです。

人格形成の過程で、間違った方向に傾斜していく結果として、

モラハラ加害者になってしまうことが多くあり、

トラブルがさらなるトラブルを招く悪循環が出来上がるのです。

 

生まれて真っ白な、子どもに色を塗るのは親、家庭なのです。

愛の注ぎ方で、モラハラ加害になってしまったり、

大人になってアダルトチルドレンになって生きずらさに悩んだり、

子育って子ども一人ひとり違うのですよね。

一人で悩むことは、子どものために良くないですよ。

誰かに相談しながら子育てを楽しみましょう。

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