今日は、良い子の日なんです。
良い子ってみんな褒められたいですよね。
でもね。
ほめたつもりが、やる気スイッチをオフにしてしまってる場合があるんです。
🌸 「すごいね」「よくできたね」
ほめて伸ばそうとするあまり、何に対しても「すごいね」「偉いね」の
単語を使って子どもを褒める親は、多いと思います。
どんなシチュエーションでも「よくできたね」の一言で済ませていませんか?
子どもは、褒められているとわかっていても
簡単にできてしまったことと一生懸命苦労て取り組んだことが
同じように扱われてしまつては、
達成感や満足度を十分に得ることができないのです。
何に対しても「よくできたね」というだけの親に対しては、
「ほんとうに自分のことを見てくれているのか」「褒めておけば自分が喜ぶと思っているのか」と
疑心暗鬼になる可能性もあるのです。
親と子の関係性をよくする上では、曖昧な誉め言葉は避け、
努力したことなど具体的な内容を取り入れながら言葉をかけることが大切です。
🌸 「あなたはいい子」
「あなたは本当にいい子ね」と言われて育った子は
常に親からいい子だと思われたいあまり、
「いい子症候群」になる恐れがあるんです。
「いい子症候群」の子は、
「言うことをよく聞く育てやすい子」として
親や周囲からも優良児として認知されがちですが、
自分の感情を無意識の内に抑制している子どもは
感情を表に出すことが苦手なため、1人でストレスを抱え込む傾向があります。
日ごろから「いい子ね」と言われ続けていると、
子どもにとって「いい子は」口先だけの誉め言葉と
定着してしまう可能性もあるため注意が必要です。
子どもが優しさを見せてくれたときは、
感謝や優しい気持ちを具体的に伝えることで、
子どもの自発的行動を促すきっかけを作って行きましょう。
🌸 「クヨクヨしない」「泣かないで」
人は、悲しい時や悔しい時に、泣いたり叫んだりすることで、
感情の整理する術を覚えて行きます。
こんな時に「クヨクヨしないで」「泣かないで」と言うのは、
逃げ場がないことと同じです。
泣くことを否定されると、感情の行き場をなくすだけでなく、
ストレスを自分の中に溜め込むことで心を押し殺しそうとしてしまいます。
子どもが失敗して落ち込んでいる場合は、
間違ったことを否定するのではなく、間違うことを
恐れずにもう一度挑戦するチャンスがあることを教えてあげてくださいね。
🌸 「あの子より上手だね」「あの子に負けないで」
子どもは、身近な人物と比べられることで、相手に敵対心を持ったり
倣慢や卑屈な気持ちを抱いてしまう恐れがあり、互いの関係が悪化することもあります。
いつも誰かと比較されて育った子は、親の期待が過度になるにつれ、
モチベーションが低下し物事を諦めてしまうことがあります。
過去と比べて良くなった点や努力した過程を認めてあげるようにしましょう。
苦労して出した結果を労う言葉も忘れないようにしてくださいね。
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