前回、普通に育てているのに子どもがキレやすい原因について
お話しさせていただきました。
できれば、改善したいですよね。
今日は、改善方法についてお話ししたいと思います。
🌂 キレやすい子をキレさせない方法
攻撃的な衝動は、脳内のセロトニン神経が密接にかかわっていることがわかっています。
子どもの脳はまだまだ発達段階にあります、セロトニン神経はとても繊細で、
ストレスなどの影響ですぐ弱まってキレやすくなってしまいます。
ストレスを減らすことで、子どものキレやすさはある程度改善することができます。
1.日頃から子どもとの距離に気を付ける
子どもは未熟といっても立派な人間なんです。
子どもだから親は何を言ってもよい、何をしてもいいという態度で接していると、
子どもは、プライドが傷つられて、ストレスを抱え込みキレやすくなってしまいます。
子どもを「自分のモノ」だと考えず、一線を引いてひとりの人間として扱うようにしましょう。
2.子どもの自己肯定感を高める接し方を心がける
子どもは、自分を受け入れてもらえないと自信を無くしてしまい、
劣等感から孤独に追い込まれてキレてしまいやすくなります。
気に入らない部分があってもありのままの子どもを受け入れてあげましょう。
子どものキレた行動を拒否するのではなく、子どものキレてしまう気持ちを受け入れましょう。
3.子どもの心をギリギリまで抑圧しない
「子どもが小さいうちは、親の言うことを聞いていればいい」という考えの人もいます。
小さくても子どもにも自我や意思があります。
自分のやりたいことを無理や制限されるのはイヤなことですよね。
親は子どもの心配をするあまり、子どもを監視したりコントロールをしょうとしたりしてしまいがちですが、
子どもから見ると「自分を拒否された」と感じやすいのです。
子どもの意思や希望はできるだけ尊重し、ある程度の自由は認めてあげましょう。
4.子どもの話しは根気よく聞く
子どもは、コミュニケーション能力が未発達で、自分の心の内を周りにわかってもらえないと、自尊心が低くなり、
キレることでしか自分の感情を表現できなくなってしあうことがあります。
忙しい時に子どものたどたどしい話を聞くことは大変なことですが、
根気よく子どもの話しを聞いて、キレてしまう子どもの心理の理解に努めましょう。
5.トラブルは話し合いで解決する姿勢を見せる
子どもと話をしていて聞き分けがないと「もういいよ」なんて突き放してしまうことはないですか?
子どもは親の態度をよく見ています、逆の立場になったときに相手を突き放してキレることが多くなってしまいます。
人と話すときやトラブルが起きた時には、あきらめず話し合う態度を子どもに見せてあげましょう。
6.親が辛抱するお手本を子どもに見せる
「子は親の鏡」と言ったもので、親が感情のコントロールができずにキレやすいと
子どもも親の姿をみて「どうしょうもないときはキレてしまえばいいんだ」と間違った認識を持ってしまいます。
親が乱暴な振る舞いや暴力を振るうことは、子どもの悪い見本になってしまいます。
7.小さな爆発は許してあげる
理性のコントロールがうまくできずに感情的な行動をしてしまうことは、子どもの特徴のひとつです。
自分の意見が通らずに騒ぎ出したり、かんしゃくを起こしてひっくり返してしまったりすることは否定せずに、
子どもの気持ちを理解する努力をしましょう。
子どもの心は適度にガス抜きをしないと、
怒りを溜め込んで暴力を振るうなど大きなキレを招きやすくなってしまいます。
子どもが思うようにならずにちょっとイライラとしたり、
感情的になって泣き出してしまったりしたときは、
強く叱りつけて突き放すようなことはしないように心がけえましょう。
8.心を安定に効果的な栄養素を日常的に摂らせる
脳の働きが鈍くなってくると、
子どもは感情をコントロールする気力を失いキレやすくなります。
脳の活動を維持し、攻撃的な衝動を防ぐためにも、
普段からイライラを鎮めるカルシウムやマグネシウム、ビタミンDなどの心を安定させるように努めて、
子どもがキレることを防いでいきましょう。
セロトニンの原材料となるトリプトファンが豊富な大豆製品やナッツ類を積極的に摂らせることもおススメします。
親にとって子どもがキレやすいことはとても心配で、
将来を不安に思ってしまうものですが、
親が不安に囚われていたら、子どもはさらに混乱し、
抜け出そうと焦るあまりに感情のコントロールが効かなくなってしまう恐れもあります。
大人の態度がお手本になります。
キレやすい子どもも大人の心がけで感情のコントロールが次第にできるようになりますよ。
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