DVという言葉を聞くとどんなことを思い浮かべますか?
おそらく、肉体的な暴力思い浮かべる人が多いと思います。
私も人権は侵害されているなと思っていましたが
行政職であった時、人権推進室勤務でDVの定義を知ったとき
私が夫から受けているのは、精神的DVということを知りました。
今でも、家族には理解してもらえません。
幸い、子どもは感じ取ってくれているようです。
精神的DVは、その傷が目に見えないために
「本人が気づきにくい」「他人に理解してもらいにくい」「後々まで傷が残りやすい」といった問題があります。
精神的DV被害者が、加害者に対して「いいところもある、私も悪い」と
弁護してしまうのです。
加害者も被害者もきずかないうちにじわじわと傷が大きくなって大きなストレスになって
体調を崩したり、生きる気力をなくしていくのです。
パートナーの言動に傷つけられるなら、精神的DVかもしれません。
これがお子さんがいらっしゃる家庭であれば、精神的虐待に繋がります。
あなたの傷も子どもの傷になっているのです。
最近、凄く増えてるんです。
精神的DVが。
離婚原因になったり、職場であればハラスメントの原因なったり、
学校であればイジメになったり…。
〇 精神的DV≒モラルハラスメント
精神的DVとは、いわゆるモラルハラスメントのようなもの。
言動によって「自尊心や自信、人格を否定」されることを言います。
受けている方は
「罪悪感を感じる、自信をなくす、すべて自分が悪いと思い込む、自分に価値を感じなくなる、恐怖心をあおられる」と
いうような精神的ダメージを受けます。
常に精神的DVを行っている状態ではないのです。
「普段は優しいから」「冷たい時さえなければ仲がいいから」と
精神的DVに気づかなったり、
我慢してしまうこともよくあります。
なので、
被害が表面化しにくく周りもなかなか気が付かないのです。
以下の項目が当てはまれば精神的DVを受けている可能があります。
・パートナーに悩み相談できない。
・パートナーから批判・屈辱される。
・自己主張しょうとすると、バカにされる。
・問題が起きれば全て人のせいする/パートナー自信は一切反省しない
・ひどく嫉妬される/友だちや家族の関係を疎遠される
・優しい時と冷たい時の差が別人のように激しい
・パートナーを怖く感じる
・大声で怒鳴る
・酷い言葉で罵られる
・無視される
・大事にしているものを捨てられる
・携帯をチエックされる
性的な暴力もDVに当てはまります。
・避妊に協力しない
・中絶を強要される
・無理矢理性行為を迫られる
・裸の写真を撮られる
上記以外にも被害者精神的にダメージを受けたなら、それはDVと言えるんです。
こんなひどいことをされていても自分が精神的DVの被害者であると
認識していない人が多いのです。
そのため、被害が表面化しにくく周りもなかなか気が付かないんですよ。
精神的DVの最大の特徴は『身体に直接的な危害を加えない』ことなんです。
加害者は日常的に言葉の暴力で相手を傷つけたり
「お前は本当にダメな人間だ」などと人格否定をして、
じわじわと心にダメージを与えていきます。
そして、被害者は「今度はどんなことを言われるんだろう」「また無視をされたらどうしょう」など
常に加害者を恐れて生活するようになっていくんです。
精神的DVは、夫婦間だけでなく学校や会社でも起こりうることなのです。
恐怖と緊張のなかで生活していてストレスが溜まっていきます。
このストレスを上手に発散できればいいのですが
精神的DVの被害者は一人で抱え込んでしまうのです。
そして最初は「なんでこんなこと言うんだろう」と疑問を抱き、
頻繁に振り返ることによってだんだんと
「自分は本当にダメな人間だ」「悪いのは全部自分だ」と自信を失い、
自分を責めるようになってしまうのです。
このストレスや自分を責める行為はやがて身体にも影響を及ぼしていくのです。
ストレスから頭痛や吐き気に襲われる人もいます。
怒られないようにしないといけないプレッシャーで
胃に大きな穴が空いてしまう人もいます。
めまいが常にだるかったり、食欲がなくなったりと
健康とは言い難い症状が出てきます。
加害者が被害者の身体に指一本触れることなく
被害者の身体はこうしてボロボロになっていくのです。
〇精神的DV加害者の心の奥にあるもの
精神的DVの加害者になってしまう理由は、
小さいころ「親から愛されなかった」という記憶から来ているんです。
愛されなかった自分を守るために、普段は地位や肩書きに執着したり、
他者には認められたいので人当たりはいいので、
「あの人が」と言われ悩みを身近な人に相談しても分かってもらえないことも。
でも、自分一人で自立できないので、他人を道具にします。
「親から愛されなかった」「自立できない」という
思いへの怒りのはけ口として、
受け止めてくれる他人(パートナーなど)に怒りをぶつけていくんですね。
少しでも大切にされないと、キレるという特性を持っています。
でも、相手に強く出られると大人しくなり、
支配できないと感じて諦めます。
他に精神的な障害や精神的な疾患あります。
「ADHD」や「自己愛性パーソナリティ障害(自己愛性人格障害)」の
ような精神疾患も考えられます。
「ADHD」では、本来あるはずの脳内物質(セロトニン)の 分泌量が少ないために
周囲の人に対する思いやりが欠如し攻撃的な言動至ってしまうこともあります。
セロトニンの原料となる「トリフトフアン」の含まれる食べ物を避けた食生活をしている人は
その危険性が高まります。
「自己愛性パーソナリティ障害(自己愛性人格障害)」は、
自身を特別な存在あると錯覚して、傲慢な態度を取ったり
反対に自信が持てずに自身を好きになれない心理状態に陥り
結果として周囲との「対等な関係」が築けなくリスクに直結するのです。
〇被害者にも問題はあるんです
実は、被害者にも問題はあります。
被害者になる人は「自分の気持ちを親に受け止めてもらえず、押し付けられて育った」
人が多いんです。
自分に自信がなく、押し付けられる生き方に慣れているんです。
ひとりになると不安や孤独感が思い出され、別れられないという人も多いんです。
具体的に
・情が深い
・自己主張が苦手
・いつも自分が絶える選択をする
・自信がない
などがあげられます。
精神的DVの被害者はどんなひどい扱いをされていても
加害者に対して反論したりやり返したりすることはほとんどないです。
被害者になりやすい人は日ごろから
みんながあまりやりたがらないポジションを押し付けられたり
みんなが面白がって発した言葉に本当は傷ついていても無理に笑ってしまったり、
本当は嫌なのにそれが嫌だと言えないことから「この人にはなにをしても大丈夫」と思われ
ターゲットにされやすいのです。
〇どうすればいいの?
加害者から縁を切ることが大切になってきます。
まず、第三者に相談することが大切です。
最悪の事態から抜け出すには、何らかのことをきっかけに
外部とのつながりを取り戻すことが不可欠です。
精神的DVの起きている場所とは違う価値観のものに触れる、
その場に属していない人と話してみるなどをきっかけに、
今時分に起こっていることがあたり前のことでなく、
精神的DVではないかと疑ってみることが、
まず、縁を切る第一歩になります。
加害者の支配から抜け出すためには、
その場の権力の中心である加害者から離れ、
精神的DVが行われえている場から抜け出すためには、
膨大なエネルギーを必要とするのです。
そのエネルギーを保ち、心理的に加害者に抵抗するためには
誰かの助けが必要となります。
その人は、加害者に影響を受けていない人で、
まわりの人を支配コントロールしようとしない、安心できる人である必要があります。
そんな人を見つけ話しながら精神的DVから抜け出すことが大切になってきます。
また、加害者が精神疾患が起因するDVでは、
相手の自発的な反省というより、
医療機関での診断やカウンセリングといった対策が必要になります。
いつもと同じ生活をしている間は、
きっと相手は何も改めてくれないでしょうし、
ヘタをするとますます酷いDVに発展していくことも考えられます。
その場に留まっていては危険です、
命を脅かす事件になってから後悔してもどうしょうないです。
そうなる前に「現状を変える」ということが重要になります。
いかがでしたか?
少しでも当てはまる項目がありましたら、
精神的DVの可能性があります。
精神的DVの場合は、現状を変えずにあなたの考え方を
変えて前向きになっても「現状を変えなければ」DVから脱出できないのです。
精神的DVを理解しているカウンセラー、コーチ、コンサル等に相談するといいと思います。
プロフィールやブログなどで確認されるとわかりますよ。
モラハラの原因は幼少期にありますので、
後日、お話ししたいと思います。
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